“エノコウレディース”の筏くだり

2009.1

昨年に続き今年も寄居で真夏の日差しの下、41チームが参加して“荒川いかだ下り”盛大に開催された。わが「ひき21」も昨年の教訓を元に筏の大きさを2倍にし、安定性を増して自信たっぷりで大会に臨んだ。

クルーも4人から7人にして、女性の時代に鑑みて3人のいわゆる“エノコウレディース”という快活かつ素敵な美人が乗り込むという2年目にしては大変革となったのであった……。

 

このレディースについて説明しておかなければならない……。
ひき21の牽引役である江野幸一氏はその人脈の広さと見識、行動力、歯に衣着せぬ言動と押しの強さという点に於いては尊敬に値する同年の友人である。さらに酒の強さとサッパリとした気性が女性ファンを引きつけて離さないという白髪の中にもエネルギー溢れる男である。(少し褒め過ぎかな?後で焼き鳥でも奢ってもらおう!)
その俗称“エノコウ”の中学PTA会長時代の仲間達のお嬢様方(?)の総称を某O氏が命名したものである。

写真を見ていただければお分かりのように、年がよく判らないところがミソである。遠くから見れば若く見え、スタートして直ぐの地点でカメラを構えていた大会関係者などは、一人を見間違え「お子さま」などととぼけたことを言っている始末であった……。

又、タバコを吸える年を過ぎているので、スタート前の一服と筏の上でのくわえタバコなどの姿を見ると、とても人生を経験しているようにも見えるので不思議な感慨を持ちながら一緒に荒川いかだ下りを楽しめた次第である。そして、急流の瀬にさしかかり、ヘルメット姿で必死に竹竿を男連中が操っていても比較的、平然とそのスリルを楽しんでいるので、やはり女は男より神経が太いのだな!と又また驚かされるのであった。
船頭の私とエノコウが急流を前にして腰をかがめて身構えていながらも、岩への衝突のショックで、二人同時にあたかもシンクロのごとく川の中へ放り出されたんだよ!とカラカラとレディースに笑い飛ばされるような失態も演じてしまった……。

そんなわけで、すっかり筏の虜になったレディースは、来年は本格的に立体的な『スペーシア号』を作り、第一位になるのだ、と意気込んでいるのが我々にとっては非常に嬉しく思えるのである。

無事にゴールして、河原でバーベキューの用意をしてくれていた後方支援の仲間と応援に駆け付けてくれた人達と一緒に飲んだ冷えたビールとバーベキュー、そして言いたい放題の楽しい会話が最高の酒の肴となった。

“エノコウレディース”は来年も恐らくさらに元気良く、もっと自信たっぷりにくわえタバコで筏に乗り込むのであろう、と私は推測している・・・。