その名は『東上スペーシア構想』を発表した「ひき21」が名付けた“東上スペーシア”ではなかったが、公募で“TJライナー”に決定した。若干、生粋の日本人である私には舌がもつれる感があるのだが、これは東武鉄道さんがお決めになったネーミングであるのだから仕方がないことである。私はただ東京で飲んで帰って来る時にゆったり座れて快適に帰れれば何も申し上げることはなく、本当に今回の東武鉄道の英断に対して感謝の気持ちで一杯なのである・・・。
さて、これを目玉として今回のダイヤ改正では、東上線と東京メトロの副都心線が結ばれ森林公園から渋谷まで相互直通運転されることとなり、東京がさらに近くなると同時に比企丘陵の素晴らしい自然を求めて都内に住む人達が気軽にこちらへ来られるようにもなるのである。その時に大事なことは、地元在住の彫刻家小野寺優元氏が提唱している“比企の里山の素晴らしい自然”を生かした観光や特産物や人情を都会生活者に提供することを基本に据えることが必要だと思う。まさにこの里山こそ東京近郊の地方都市に住む私達のかけがえのない財産とも言えるのであるから・・・。
その観点に立つと、この比企丘陵には東京にはない沢山の宝が眠っていると思われるので、その“宝の山”をまずは市町村が発想を変えて掘り起こす作業に着手すべきだと提言したい。是非、目先の補助金や永田町の金塊だけを当てにするのではなく、10年から20年先を見越したビジョンのもとに“里山に眠る自然の宝”を上手に世に出すことで“自前の補助金”を作る戦略を練ったらどうかと思う。
以前、大分県の平松知事が“一村一品運動”を提唱し、大分の特産物は全国に知れ渡り、地元の多くの農山村がその恩恵に浴している。そして、その発想が湯布院町の今の隆盛をもたらしているのだと思う。
わが埼玉も上田知事の類稀なる発想力とリーダーシップの下で、バランスの取れた素晴らしい県政運営がなされており、特に今期の『川の再生』という政策を掲げた上田知事には最大の敬意を払うものである。
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