カフェ・コロラドの10年

2007.4.9




 私の手許に1996年にドトールコーヒーコロラド事業部が発行した懐かしい『COLORADO−NEWS6月号』があり、その中の“オープンレポート”に当社の東松山駅前店が紹介されている・・・。

私も当時45歳で髪の毛と眉毛も黒くスリムで若かったとつくづく感じる。
記事の中には“街に新風を吹き込んだハイセンスな駅前店。”“東松山のシンボルとして夢のあるひと時を提案。”という見出しが躍っている。

『コロラド東松山駅前店』は今からちょうど10年前の1996年4月28日にグランドオープンした。当時、初めての業種に進出し、ただ夢とロマンを頼りにしてのチャレンジだったのだが若さと情熱を武器に右往左往しながらも社員の努力とお客様のご支援があって東松山を代表するカフェとして存続できたと思っている。
レポートのオーナーインタビューの結びで“駅を降りて左に折れるとボタン通り。当店がある右側の通りには名前がないんです。そのうちに『コロラド通り』と呼んでもらえるくらいになるといいですね。”と自分で語っていたが、10年かけてほぼこの願いが叶えられたような気もするのだが如何なものか・・・。

さてそんな折、駅前再開発でコロラドも10年目にして3月15日に閉店し、解体・移転せざるを得なくなった。時代の流れには逆らえず、有名な赤鳥居も壊される予定で東松山の歴史に又ひとつ幕が下ろされようとしている。
駅に接続して新たに2階建ての駅ビルが出来、それをデッキで結んでビジネスホテルとフィットネスジムなどが入った高層ビルとマンション街区につなげるようにするらしい。
ちょうどコロラドのある所が駅ビルのエスカレーター入口あたりにかかるとのことなので当然その駅ビルにスペースを確保してもらうこととなり、来年の新緑まばゆい頃には新しいカフェとして皆様方に愛されるいい店を造りたいと考えている。

駅ビルはその街の玄関であり、東松山のイメージを良くも悪くも作り出す重要な広報の役割を果たすのであるから、センス良く存在感がある機能的なものにしなければならない。駅ビルに“喫茶店”は必要不可欠なものであり、一杯のコーヒーを通じて老若男女に心のやすらぎを提供できる場として存在感のあるカフェを創ることで東松山のために一翼を担うことが出来ればオーナーとしてこんな嬉しいことはない。これから5年後の東上沿線は“東上スペーシア”も走り出し、活気あるハイセンスな魅力に富んだ地域に変貌するという可能性が大きくなってきた昨今の情勢である。

閉店の日
 
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